クリボッチ回避しようと画策したのに結局クリボッチになった喪女の話
生涯、忘れられないんだろうなという強烈な体験をした。
結果から言うと、女友達3人(この時点でちょっとアレなのだが)でクリスマスを香港で過ごそうとしていたら、私だけ行けなくなった。
22日の夜の便で行くことになっていた。
だがしかし、その日は既に遅延が決定していた。(理由は特に書かれてなかった。)
私が最も信頼を置いている気象庁の天気をチェックすると「23-24日にかけて大荒れ」と言っていた。
「お、22日ならギリギリ大丈夫やんけ☆ミ」
私はまだまだいつもの能天気バカだった。この時はー...。
空港に着くと、チェックインカウンターにはこんもり人が居た。出発掲示板の情報が全くアップデートされていなかったため、遅延の時刻で出発すんのかと思ってた。
しかし、出発時刻を過ぎてもこんもりした人々は全く動く様子が無い。すると、「今日は空港を開放します」とのアナウンスが。嫌な予感しかしなかった。
そして続いて、私の乗る飛行機が欠航しますとのアナウンスが。
明日の出発時刻は未確定だけど、朝には再チェックインしてね。との事。あとホテルは自分で取ってね、ミールクーポン500円分あげるね。と。
前述の通り、22日よりも23日の方が天気が悪い。
「これ明日も欠航すんじゃね?」といくら能天気な私でもちょっと勘付いた。だがしかし、「今までどうにかなって来たから、まぁ大丈夫だろう」と能天気な私が結局勝った。
空港から家に帰れる距離ではあったものの、この異常事態の雰囲気を味わいたくて、空港ステイを選んだ。ホームレスごっこがしたかったの。
余談だが、私は空港ステイをする事がちょっとした趣味で、今までに関空・成田・サンフランシスコでステイの経験を積んできた。なんなら香港でも初日は空港ステイと決めていた。
これから始まる空港ステイに、おらワクワクすっぞ!の図
奇跡的にベンチを確保でき、眠りに落ちた。
翌朝、着替えて普段しない化粧をした。なんならリップは先週ドキドキしながら大丸師匠で購入したシャネルのリップだ。
勢い良く9:30に再チェックインを済ませた。
どうやら16:00頃の飛行機になるらしい。
ど暇である。
1人になったパウダールームでランウェイを気取ってモデル歩きの練習もした。
お外のランウェイもこれぐらい視界良好なら良かったのに、、、。
またまたミールクーポン(今度は¥1,000分)を貰ったので、普段ならば絶対に行かない郷土料理店で使った。
ザ☆北海道な図
腹ごしらえを済ませ、いよいよ出発のため、手荷物検査、出国審査を済ませる。
因みに、私は国籍不詳顔な為、このような検査は必ず最初に英語で語りかけられる。そして私がバツが悪そうに日本国のパスポートを渡すと、気まずい空気が流れる。ここまでが私の中で伝統芸能なのだ。
いよいよ搭乗ゲートまで来てみると、中国人・中国人・たまに韓国人のオンパレード。日本人が全然おらず、グローバリゼーションの一端を垣間見た気がした。
窓の外を見る限りブリザード。
たぶん飛んではいないし、着陸も出来ないんだろうけど、情報が全く入って来ない。
そう、全く入って来ないの。
滑走路が全部閉鎖されてるのを、どさんこワイドで知った位、空港から、各航空会社からアナウンスが無かった。
てかほぼほぼ中国語か韓国語のアナウンスだったので理解出来ていなかった。
そして案の定、出発時刻を過ぎてもなんの情報も無い。ここらで私はやっとイケメンを探す事を始めた。
よく分からないまま、午後5時半だっただろうか。ようやく本日分のフライトも欠航になった事がアナウンスされた。
この瞬間、私のクリボッチが決定した。
本州に住む友人たちは、無事に現地で合流できたらしい。
まぁ、今回の件は残念なのは残念だ。
ただ、経験はいつかどこかで必ず役に立つと思って日々を生きているので、
2日連続で飛行機が欠航した経験はきっと何処かで活かされるでしょう。
さて、クリスマスどう過ごそうかな。