ど変態カップルの半生を垣間見た。
どーも、暖房代をケチって室温5度の中で生活してます。たまに3度の時もあるよ。
布団の中に居るので、案外いけます。
顔とか露出してる所は凍りそうだけど。
冬って外に出たく無いですよね。
うんうん。
なので休日は読書に徹しています。
最近読んだのは、谷崎潤一郎の『春琴抄』。
ちょっと文化系を気取りたくてね、昭和の文豪谷崎さんのなんかが読みたいなーと。
図書館で目に付いたし、春琴て言葉の響きと漢字が美しいので借りてみた。
さぞさぞ、春琴って人の美しい物語なのかなーと思って、軽い気持ちで読み進めてたんだ。
全くもって想像と違うじゃまいか。
そもそもね、読み進められない。(笑)
歴史的仮名遣い多いしね、文体が古典の授業でやったやつ!これ昭和の作品け?と思う程の古い言い回し多し。
後ね、句読点が全然ない。
読み終わった後に、他のブロガーの春琴抄のレビュー見たわけだけど、
『句読点無いのが独特のリズムを生んでて、クセになるよね』
とか仰ってたけど、わしには全然わからねぇ。リズムも糞も無かった。その為、この本は匍匐前進並みのスローペースで読ませて頂いた。
物語は、
大阪の良いとこのお嬢さんの春琴と、春琴の身の回りの世話をしてる佐助の物語なんすよね。
春琴は美人で頭も良く、芸事に秀でてる。ただし、子供のころに眼病を患って以来、盲目。
その周りの世話を全部してるのが佐助。
2人には絶対服従・被服従の関係があるわけね。そんな2人の関係性が子供時代から描かれていて、ラストにはオーマイガーな事態が待ち受けている。
もうね、ただのお嬢様と丁稚奉公の話じゃない。
その関係が変態的過ぎるの。
他の言語に訳されてんのかは知らんけど、これ読んだ外国人にたぶん、「This is Japanese HENTAI....amazing!!!」とか日本に変な変態イメージを持たれそう。まぁ日本が変態なのは間違いでは無いのですが。
お互い無くてはならない存在なのですが、普通のカップルの様に、愛しているから無くてはならない。というか、
お互い、自分自身の悦びの為に無くてはならない存在なのかなと、私は思った次第なのであります。
まぁ、まだまだ若造で青二才の私には何一つ共感はできなかった訳ですけどね、酸いも甘いも味わった、30年後、40年後に読めばまた違う感想を得られるのかなと思ったよ。
だから、酸いも甘いも味わないと。というのが感想です。
結論:私にはまだ早かった。